まだある!燕三条駅コンコースで見つけた面白い会社!
娘と待ち合わせをした燕三条駅に早く着いてしまい、
いつもチラ見して素通りしてしまうコンコースの会社紹介を
あらためてちゃんと見てみたらとっても面白かった話をしたのですが
まだまだあるのでご紹介します。
コピーに想いが溢れてる!(有)石崎剣山製作所
こちらは1964年から剣山一筋に製造を続けている会社だそうです。
日本の伝統的文化である生花に欠かせない剣山、いろいろな種類があるのですね!
しかもあの針は一本一本後ろから刺して作っていると知ってびっくりです。
このコピーに想いが溢れています。
「剣山は主役になれず、器に選ばれ花に選ばれ 脇役的商品です。
でも… 脇役ながらも 名脇役になりたい。」
オンラインショップを見ていたら手軽に買えるものもあって
私も使ってみたくなりました。
ショップはこちら:https://ishizaki-kenzan.shop-pro.jp
お世話になっています!握り鋏!
洋裁をするので握り鋏は必須でお世話になっていますが、
こんなにたくさんの種類があるのは知りませんでした。
大きさだけでなく、歯の角度や大きさもそれぞれ違うのですね。
裁縫だけでなく、人形作りや刺繍用など扱う布地や糸の種類や素材によって、
ハサミの大きさやバネの強弱が違うそうです。
奥の左から2番目のハサミは刺繍用のようです。
ネットを見ていたら、飴細工用に特注で作ってもらった話も見つけました。
握り鋏はあまりにも身近で取り扱いに全く神経を使っていなかった自分を反省、
これからはもっと大事に扱おうと思いました。
この小さい道具を何に使うのか知りたい!白井産業株式会社
白井産業さんはノコギリの会社のようです。
気になるのはこの小さな道具。
HPを見てみたのですが、この小さな道具は見当たりません。
気になる!
何かを細工するのに使う感じでしょうか。
私が気になったのは食材の飾り切りとかに使うのかも?と思ったからですが、
他の製品を見ていると大工道具が主体なので、建築で使うものなのかもしれません。
ノコギリにも伝統の職人技が活かされいることをHPを見て知りました。
特に「目立て」です。
ノコギリに目(刃)の形を作ることを「目抜き」というそうですが、
「目立て」とはその抜いた目に合わせて、下刃、上刃、上目をヤスリで付けて
切れるノコギリに仕上げることをいうそうです。
また、刃の種類には横挽きと縦挽きがあって、
横引きは木目を横切って挽くのに使い、縦挽きは木目と平行して挽くのに使うのだそう。
建築の歴史とともに道具の歴史があるのですから、
前回の鉋(かんな)にしても大工さんの世界は広くて深いですね。
ちなみに現存する最古のノコギリは、法隆寺の献納宝物鋸だそうです。
神戸にいた頃、「竹中大工道具館」という博物館があって行ったことがあるのですが、
そのHPにもノコギリの詳しい説明がありました。
この春就航する神戸―新潟便を利用して、また大工道具館にも行きたくなりました。
竹中大工道具館はこちら:https://www.dougukan.jp/tools/12
光り輝くしゃぶしゃぶ鍋が欲しくなる!新光金属株式会社
ショーケースの中で温かみのある光沢を放っているのがこちら、
新光株式会社の銅製のお鍋と湯たんぽです。
新光堂はきっとこちらのブランドネームなのですね。
HPによると銅は人類が初めて手にした金属で、
100%リサイクル可能な地球にやさしい金属でもあるそうです。
熱伝導もいいので、この湯たんぽとか暖かそう。
なんと言っても惹かれるのはあの光り輝くしゃぶしゃぶ鍋!
欲しくなってしまいます。
新潟空港でいつも食べてる!アイスモナカ!
この会社も燕三条の会社だったのですね!
この会社の「みもな」シリーズを新潟空港のゲート内の売店で売っていて、
神戸―新潟を毎月往復していた頃、いつも搭乗を待ちながらベンチで食べていました。
いちじくと和栗とかユニークな素材のラインナップと、とてもやさしい味が気に入って
結構毎回食べてたかもしれないです。
他にも日向夏とはちみつ、白桃と黄桃、フロマージュとりんごとゆず、など季節ごとに出しているようです。
「贅沢最中」シリーズも食べたことがあるので、このシリーズも空港で売っているのかもしれません。
メープル&くるみ、マスカルポーネチーズ&マーブルチョコ、食べた覚えがあります。
HPを見てみたら、この会社、あの桃太郎アイスの会社なのですね。
桃太郎アイスはポッポ焼きと並ぶ新潟名物で、桃の絵が特徴のアイスバーです。
いちごのかき氷みたいなシンプルな味です。
私は新潟育ちではないのであまり馴染みはないのですが、
母が好きで冷蔵庫から出してはいつも娘にすすめていた記憶があります。
なんで桃太郎?と思っていましたが、昔は桃の形で売られていたから桃太郎なのだそう。
母がいたら聞いてみたかったです。
金属製品って奥が深い!散水、消雪から壁面緑化まで!
浅野金属工業株式会社。この会社の製品もとても興味深いと思いました。
明治25年創業の木製品の会社だったそうです。
昭和に入ってから銑鉄鋳物(せんてついもの)の製造を始めたとか。
銑鉄とは、鉄鋼を溶鉱炉で溶かし還元した鉄のことで、
そこに鋼くず、鉄くずを加えてキューポラや電気炉で溶かし、
鋳型に流し込んで固めた鉄の加工品を銑鉄鋳物というのだそうです。
散水や消雪システムも、壁面緑化システムもそのアイデアとか仕組みには目を向けることはあっても
それを作っている会社のことを考えることなどありませんでした。
金属製品って本当に奥が深い!
そしてその多くがここ燕三条に集中しているのだと思うと
一言でモノづくりの街で片付けてしまうのはもったいない!
もっともっと知りたくなりました。
浅野金属工業株式会社はこちら:https://www.asano-metal.co.jp/product/bracket/
まとめ
燕三条駅のコンコースの会社紹介コーナーは知らない情報の宝庫でした!
日頃目にすることがほとんどない、もしくは気に留めないような製品に
ひとたび目を向けてみるととても楽しく興味深い世界が広がっていました。
これからも注目していきたいと思います。