立山は長く信仰の山だった!立山博物館に学ぶ

立山博物館

立山博物館 展示館

目次

立山は長く信仰の山だった!立山博物館に学ぶ

初日の宿泊地・富山市から2日目の宿泊地・上越市へ

富山・上越前のり旅行の2日目の行程は、初日に宿泊した富山市から3日目に今回の旅の目的・新潟インバウンドカレッジが開催される上越市への移動です。

初日の様子はこちら:気の向くまま、発見たくさん富山旅

夕食の後、夜の富山市をふらり散策、バーにも寄りました。

富山立山公園線

富山立山公園線

2日目、前回改装中で行けなかったフォッサマグナ・ミュージアムに行こうと思っている以外、特に予定は決めていませんでした。

道の駅でも寄りながらミュージアムのある糸魚川を目指そうと思い出発しました。

富山ICから北陸道に乗ったのですが、立山ICというのが気になって降りてみることに。

立山ICを降りると「富山立山公園線」というのが常願寺川沿いに走っています。

これを行くと立山に行けるんだ!と思うとワクワクしてその先へと車を進めてしまいました。

これは途中、常願寺川にかかる立山大橋から撮ったものです。

富山立山公園線

この先に黒部立山アルペンルートの玄関口・立山駅があって、室堂まで往復すると約4時間のコースだそうです。

行ってみたい気持ちもあったのですが、

今回は突然過ぎて立山についてもアルペンルートについても何も知識がないので、

ちょっと勉強して楽しめるようになってから改めて来ようと思いました。

立山黒部アルペンルートはこちら:https://www.alpen-route.com/index.php

新潟からこんなに簡単に来ることができるとは知らなかったので、これからが楽しみです。

偶然通りかかった立山博物館

立山大橋の近くに立山博物館というのがあったので入ってみることにしました。

立山博物館

冒頭の写真が展示館になります。

この展示館は3階建てになっていて、1階で受付を済ましまず3階へと上がります。

立山博物館

3階では長い歴史の中で培われ、人々の生活や信仰の舞台となった立山の自然が紹介されています。

立山博物館

恵豊かなブナの森、立山の水と人との関わり、秀峰立山自体の造山・火山活動、

そして信仰と結びついた地獄谷や餓鬼の田圃など立山の特異な地形や景観。

立山博物館

立山=雷鳥、黒部ダム、といった認識しかなかった私にはどれもが新鮮でした。

立山博物館

2階ではその立山信仰についてより深く知ることができます。

立山に地獄あり、と古代から恐れられてきた立山地獄。

立山博物館

立山曼荼羅の精神世界や、曼荼羅の絵解きを通して全国に布教された立山信仰の様子など、

いかに立山が信仰と結びつき、人々と関わってきたかが紹介されています。

立山博物館

これまた立山=雷鳥・黒部ダム、の私には奥が深過ぎて一度で理解するのは困難でしたが、

立山が心の世界に見立てられていたこと、そして曼荼羅の絵解きなどとても興味深く思いました。

広大な敷地にたつ立山博物館・通称たてはく

立山博物館富山県立山博物館は富山市から約30キロ、立山山麓の芦峅寺(あしくらじ)というところにあります。

この芦峅寺という場所はかつて立山信仰の拠点集落だったところだそうです。

今でも、平安時代中期に起源を持つという立山雄山神社、室町時代に起源を持つ閻魔堂、鎌倉時代の石仏群などがあり、立山信仰の原風景を残しているのだとか。

立山博物館は、今回入って見た展示館だけではなく、13ヘクタールという広大な敷地を「教界、聖界、遊界」の3つのゾーンに分け、

かつての立山信仰の中心であった立山中宮寺閻魔堂および周辺の石仏を含めた歴史的遺構などを結びつけた広域分散型の博物館になっています。

こちらが全体像ですが、まんだら遊苑や山岳集古未来館など広大な敷地に数多くの施設が点在しています。

カモシカ園があったり、大型映像を上映する施設があったり、一つ一つ見ているととても面白そうです。

山岳集古未来館

江戸時代に加賀藩主から芦峅寺に寄進された文化財、近代登山文化の写真、道具、文献を展示。

教算坊

かつての立山中宮寺にあった三十三宿坊の一つ。参詣者登拝の拠点となった施設。

善道坊

江戸時代の面影を残す木造平屋建ての旧宿坊。

嶋屋

江戸時代の街道沿いにあった木造平屋建ての商家住宅。国の重要文化財に指定されている。

有馬屋

江戸時代の木造二階建ての農家住宅。

まんだら遊苑

立山に伝わる立山曼荼羅の世界を五感で体験できる施設。

立山の地獄と見立て、克服すべき世界「地界」、

立山の浄土と見立て、理想郷「天界」、

この両界をつなぎ、立山の大地の記録を刻んだ登拝の道を写し取った「陽の道」、

現世への再生の道「闇の道」の4つのエリアで構成される。

かもしか園

天然記念物のニホンカモシカを飼っている。

合掌休憩所

木造平屋建ての合掌造りの住宅

閻魔堂と石造物群

うば堂と並んで立山中宮寺の中心となった施設。

南北朝期の閻魔王像はじめ10数体の木彫仏が安置されている

布橋

江戸時代、彼岸の中日に行われた布橋灌頂会の際に橋渡りが行われた。

うば堂川にかかるこの橋は此岸(この世)と彼岸(あの世)の境界であり、当時の人は108枚の敷板(煩悩の数)を1枚ずつ踏みしめて渡ったそう。

遥望館

立山の自然と立山曼荼羅の世界を3面大型映像で上映する施設。上映時間約40分。

うば堂基壇

閻魔堂と並んで立山中宮寺の中心となった施設。

69体のうば尊像が安置され、極楽往生をかなえる場所。

 

こうして一つ一つ見るととても興味深い施設ばかり。

今回はいきなりで予備知識がありませんでしたが、こうして知ってから行くとさらに面白そうです。

次回富山方面に行くときには全体を回ってみたいと思います。

富山立山公園線

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