しただ塾「アウトドア従事者養成講座」開講しました!
ダメ元で申し込んだトレーニングでした
Webデザインのハロートレーニングに2つ続けて落選後、
しかもその理由が年齢らしい…とわかって以来、
もう応募するのはやめようかと思っていたハロートレーニング。
ですが、このパンフレットを見つけて、
ダメ元でいいと申し込んでみたところ参加できることになりました。
その話はこちら:ハロートレーニング、全滅からの再挑戦
「滞在型」ということで地元の空き家を利用したシェアハウスに2ヶ月間滞在します。
昨日は家の鍵渡しがあったので現地を訪れ、ちょっと周辺を視察。
近くにはこんな名所や
キャンプ場、
そして公園や野菜直売所のある温泉施設があり、
ここにも魅力のある道の駅がありました。
それぞれについてはまた詳しくご報告したいと思います。
そして今日、開講式でした。
下田(しただ)ってどこ?
モノづくりで有名な新潟市三条市にあります。
上越新幹線の「燕三条」駅から南東方面に車で約20キロ。
五十嵐川沿いの景勝「八木ヶ鼻」近くの一帯にある自然豊かな地域です。
こちらが三条市のHPですが、どこかの企業のものかと思うほどオシャレな作りで驚きです。
ここにある今は廃校となってしまった小学校が今回のトレーニングの舞台です。
廃校とはいえ、どの施設も立派で綺麗でびっくりするほど。
ここは下田地区の地域おこし協力隊のベースにもなっているので、
多くの若者が常在しています。
地域おこし協力隊はこちら:https://www.iju-join.jp/chiikiokoshi/about.html
今回のトレーニングを主催する「滞在型職業訓練校しただ塾」については
こちらに詳細がありました:https://smout.jp/plans/3868
本日、開講式でした
今回の入塾生は4名。
一番乗りした私は待合室の教室に通されました。
担当の方達とはすでに面接の時や昨日の鍵私でお会いしているので
全てがすんなり進みます。
教室に貼ってある「三条市民憲章」
教室からの景色
用意されていたお水も「しただの天然水」
全員揃って改めて自己紹介などをしつつ
午前10時半から開講式がありました。
スーツ着用のドレスコードのあるちゃんとした式で、
まずしただ塾会長であり塾頭である方の開会宣言とご挨拶、
続いてしただ塾代表の方のご挨拶、
そして私たち入塾生の自己紹介があり
出席者の紹介がありました。
講師の方、また関連する施設の方など5名の方が列席されていました。
地元の新聞社の方も取材にいらしていました。
立派な開講式で驚きました。
開講式後は教室に戻り、今後のオリエンテーションがあります。
欠席、遅刻、早退などの書類や手続き方法から
悪天候時の対応の仕方、
今後の日程や
毎日の受講記録の記入方法などについて説明を受けました。
オリエンテーションの後は昼食のお弁当をいただき、
最初の実習授業で鍛治体験をすることになっています。
こ弁当はこちら。ガッツリ!美味しくいただきました。
初めての鍛治体験
食事の後、車に分乗して「三条鍛治道場」に向かいました。
こちらは越後三条鍛治集団という鍛冶屋さんの団体が運営する
鍛治の体験教室です。
越後三条鍛治道場はこちら:https://kajidojo.com
立派な建物の中から「カーンカーン」という鉄を叩く音が聞こえてきます。
こちらが今回体験する工程です。
左から、1本の五寸釘を熱して叩いて
まずは頭の部分を叩いて二つ折りにして
その下の丸い部分を潰して
潰した部分をねじってひねった形にして
釘先を熱して叩いて潰し
さらに叩いてブレードの部分を薄く伸ばし
先端を尖らせてナイフの形にして
さらに叩いて形を作り
電動のやすりで磨いて刃の部分を鋭利にし
さらにブラストと言って砂を吹き付けて磨いて仕上げます。
最後に打ち印を叩いて印をつけ出来上がります。
いざ鍛治打ち!
まずエプロンと腕カバーを身につけ、防護用のメガネをかけます。
1本の釘を渡され
こんな形にするんだよ、とこの道70年の師匠が教えてくれます。
コークスという燃料を燃やしてある中に釘を入れて熱し、
ハンマーでカンカン打ちつけます。
ハンマーはなるべく頭に近い方を持つのがいいそうです。
これはネジネジ作業。
師匠にしっかり押さえてもらっているうちに、なるべく同じ位置で回転させます。
意外と力は不要でした。
カンカン叩きますが、なかなか思っているところに落ちないもので
同じところを叩いてしまったり、
ハンマーの頭が斜めに入って筋がついてしまったり難しい。
大師匠がその都度修正して直してくれます。
1度や2度で出来きてしまったら何年もの修行なんて必要なくなるよ。
とおっしゃってくれるので、安心して失敗できます。
電動やすりで整形中。
熟練が必要な危ない作業は全部師匠がやってくれます。
ブラストという砂を吹き付けて研磨する作業後のマイPナイフ。
最後に打ち印を叩いて押してくれます。
ちょっとずれちゃったよ、下手くそだ
ってお茶目に照れながら2箇所に打ってくれました。
弘法もなんとか、ですね。
出来上がりです。
真ん中が最初の五寸釘。
左が私の日本刀風のペーパーナイフ。
右が一緒に師事した同塾生の太刀風ナイフ。
どちらも個性的で素敵です。
めちゃくちゃ切れ味のいいペーパーナイフが出来上がりました。
最後に師匠が包んで袋に入れてくださいます。
とってもいい体験ができました。
この施設では他にも包丁とぎ体験や、
はさみや包丁などの展示販売もあります。
可愛い鉛筆削りを見つけたので購入しました。
まとめ
しただ塾、アウトドア観光従事者養成科の開講式、
そしてその後の実習で鍛治体験、行ってきました。
とても立派な開校式で驚くとともに
地元の方に歓迎していただいて、
多くの協力を得ながら学ばせていただけることに心から感謝です。
初めての鍛治体験も実習ということを忘れて楽しみました。
師匠とのやり取りも楽しかったです。
来週から2ヶ月、普通では経験できないことを体験して
多くのことを学び、たくさんの方と出会いたいと思います。