日本全県制覇2周目 37県目は福島の旅(2021年9月)
ようやく“今”に追いつくことが出来ました!
日本全県制覇2周目の旅、37県目は2021年9月の福島の旅です。
前回36県目は2020年12月の高知の旅でした。
その記事はこちら:日本全県制覇2周目 36県目は高知の旅(2020年12月)
日本全国47都道府県制覇の旅、あと鳥取、岐阜、愛媛、三重、和歌山、広島の6件を残すのみとなりました。
37+6で43県。
居住地やしょっちゅう行き来している東京、兵庫、新潟、大阪はカウント外なので43+4で47県制覇となります。
コロナ禍でこのあと数県がなかなか達成できませんが、久しぶりの更新!
福島の会津若松にSLばんえつ物語に初乗車して行ってきました。
一度は落選した9月19日(日)のSLばんえつ物語のチケットが1枚取れた!
乗ってみたかったSLばんえつ物語。
夏休みを外した時期なら取れるかな?と「えきねっと」で事前予約をしてみました。
「えきねっと」はJR切符がお得に申し込みできたり(トクだ値)、通常乗車日の1ヶ月前から販売される切符をその1週間前から予約申し込みできたり(必ずしも購入できる訳ではありませんが)するJR東日本のサービスです。
えきねっとはこちらから:https://www.eki-net.com/top/howto/
私は新潟・東京間を行き来することが多いので、トクだ値運賃にはとてもお世話になっています。
最大で50%、通常でも35%、15%オフでチケットを購入することができます。
そしてそのえきねっとでSLばんえつ物語の予約申し込みをしていた発表日、えきねっとから「取れませんでした」のお知らせがきました😭
やっぱり人気あるんだなー、と念の為にもう一度空席検索をしてみたら、なんと会津若松行きのグリーン車が1席だけ空いていました。
誰かキャンセルしたのでしょうか?
とりあえずその19日の1席を確保しました。
S Lばんえつ物語は土日祝日の運行が設定されています。
乗車日の19日(日)の翌日20日は敬老の日の祝日ですが、この日の運行は設定されていません。
なので19日は会津若松に1泊して、20日は普通電車で新潟に戻ることにしました。
SLばんえつ物語はこちら:https://www.jreast.co.jp/railway/joyful/c57.html
大雑把なスケジュールは以下の通りです。
9月19日(日) 新津駅10時05分発のSKばんえつ物語に乗車 会津若松13時35分着 東山温泉宿泊
9月20日(月・祝) その日のうちに普通電車で新潟に帰る以外未定。
会津若松から新津まで普通電車で約2時間30分、新津から新潟駅までは約20分です。
9月19日(日)のSLばんえつ物語に初乗車!
新潟駅から約20分、SLばんえつ物語の始発駅、新津に9時15分ごろ到着しました。
新津の駅も見てみたかったので早めに行ってみました。
新津は鉄道の街、新津駅手前の写真ですが、もの凄くたくさんの線路が並んでいます。
向こうに見える建物は電車が入るところでしょうか。
車掌さん達が歩く姿が似合う風景ですね。
ここはSLばんえつ物語の出発ホームではありませんが、足元にはこんな絵が。
駅弁もホームで売られていました。
エスカレーターもこんな感じ。
駅のモニュメントも鉄道モチーフです。
駅のコンコースにはばんえつ物語歴代ヘッドマークがずらり。
この階段から出発ホームへ。
ここでも駅弁の出張販売サービスが。
駅ホームにはオコジロウとオコミちゃんのベンチがあります。
オコジロウ、オコミちゃんは本州の東北や中部地方の山岳地帯に生息するオコジョをモチーフにしたSLばんえつ物語のキャラクターです。
これは先日上越に行った時、ホームの向こう側から後ろ姿を見て何だろう??と思っていたベンチです。
その時の話はこちら:新潟良いとこ何度でもおいで♫ レストラン編1 エリス(上越市)
階段にもオコジロウとオコミちゃんが。
こちらがSL正面の図。
昭和21年と書いてあります。
全くSLには詳しくないですが、初乗車ウキウキします。
車体はこんな感じ。
グリーン車の中はこんな感じになっています。
こちらは最後部のグリーン車の先端部分です。
中から見るとこうなっています。
こちらは普通車指定席。
売店にはオリジナルグッズも充実しています。
すでにホームで駅弁を買ってしまったので買いませんでしたが、ラブキュン弁当ってどんなんでしょう?
呑み鉄メニューも揃っていました。
こちらはスタンプやインフォメーション、郵便ポスト、そして窓を向いて座れるパノラマシートがあるのですが、パノラマシートは閉鎖されていました。
売店で切手も売っていて、ここで投函するとオリジナルスタンプを押して配達してくれます。
一番先頭の車両は子供達が遊べるコーナーになっていて、時間を区切って配布される入場券をもらって利用することができます。
こちらが私のシート、グリーン車の一番前の1人がけの席です。
こちらがお弁当。
ちょうど今新潟の駅内のキオスク?で北海道フェア開催中につき、SAPPORO CLA SSICをつい買ってしまいました。
いつもなら新潟推しの「Sapporo風味爽快にして」なのですが。
お弁当はこんな感じ。
同じ名前の円筒の保存容器に入ったお弁当もあったのですが、具材は一緒だけど寿司飯だというので、こちら炊き込みご飯のお弁当にしました。
出発と同時に、駅の向こうを1両編成の電車が通過しました。
五泉、咲花、津川、喜多方、そして会津若松へ
窓から見える景色が、汽車の煙で曇って見えるのが新鮮です。
五泉の手前、稲穂が綺麗。
五泉を通過したあたり、すでに稲狩りが済んでいる田んぼもあります。
早出川を通過。
動いている汽車からうまく写真に撮れませんでしたが、沿道でたくさんの人が手を振ってくれます。
それに応えて手を振りかえすのも楽しいです。
こちらは咲花駅です。
咲花温泉はリーズナブルでとっても良かったです。
津川の駅が近づいてきました。
津川駅の近く、阿賀野川の川幅がとても広くなっているところがあります。
帰りの電車に乗っていてわかったのですが、こちらは新潟県立津川漕艇場だそうです。
手漕ぎのボートの競技、いつか見てみたいと思いました。
こちらが津川駅です。
津川駅では点検と給水作業などのために15分ほど停車します。
作業の様子を下車して見学することができます。
また駅ホームにはオコジロウがいたり、オコジロウの家があったり、
駅玄関に行けば狐の嫁入りのオブジェもあります。
こちらはホームのオコジロウ。
津川の駅近くに「麒麟山」という山があり、そこに狐の嫁入り伝説が伝わっています。
麒麟山は日本酒でも有名です。
さて県境を越え、喜多方手前の田園風景です。
喜多方駅から一番先端の車両に入る入場券をもらっていたので、行ってみました。
先頭の機関車部分が観察できます。
室内はお子様の遊び場になっています。
会津磐梯山が見えてきました。
稲穂と青空と磐梯山、日本っていいなぁ。
会津若松の駅に到着しました。
会津若松には過去何回か来ていますが、いずれも自動車での移動だったので街中を歩くのは初めてです。
駅のロッカーに荷物を預け、SLの車内アナウンスで聞いた観光情報、レトロな街並みが残るという七日町駅前通りに行ってみることにしました。
会津若松散策
七日町駅前通り
会津若松の駅から七日町駅前まではちょうど町中周遊バスがあったので乗ってみました。
周遊バスはほぼ同じルートを進む方向によってハイカラさんとあかべえの2種類あります。
こちらはハイカラさんで、会津若松から七日町駅前まで約15分くらいで到着しました。
こちらが七日町駅前。
中にアンテナショップがあります。
可愛い小物から食品まで色々あり、お土産に小物入れの缶と会津木綿柄のノートを買いました。
昔の建物を利用したレストランや、
会津塗の漆器店など見てまわりました。
野口英世青春通り
七日町通りを直進し、突き当たったところを右折すると、野口英世青春通りという通りになります。
野口英世はここで15歳から19歳までを過ごしたそうです。
この通り沿いに野口英世青春広場という広場があり、その奥に野口英世の銅像がありました。
野口英世青春通りを突き当たり左折すると、創業江戸時代の絵蝋燭のお店がありました。
のれんは出ていたのですが、この日はお休みのようで中は見れませんでした。
この道を少し行くと大きな通りに出ます。
大町通りです。
この街の道路の大きさといい、壮大な町づくりの感じから仙台の町を思い出しました。
会津若松・鶴ヶ城へ
この大町通りを右折して、会津若松・鶴ヶ城を目指すことにします。
会津は戦国時代に、蘆名・伊達・蒲生・上杉・保科・松平と数多くの大名が治めた歴史があります。
戊辰戦争では新政府軍の猛撃に籠城すること1ヶ月、城は落ちませんでした。
しかし白虎隊は城が燃えて落ちかけていると思い込み、自刃してしまったという悲しい物語の舞台でもあります。
大町通りから500メートルほど歩いた交差点を左折します。
この道を300メートルほどいったところからお城の入り口に出ることができます。
鶴ヶ城入り口、ここを右に入っていきます。
この角にあるのが会津葵さんというお菓子屋さんです。
正面から見るとこんな感じの、とても素敵な雰囲気のお店でした。
お店の手前の道から入って、お堀をぐるっと回るとお城への入り口があります。
お城が見えて来ました。
その手前に武者走りという石垣があります。
鶴ヶ城の石垣の特色の1つだそうです。
お城の中は5層になっていて、内部は撮影が禁じられています。
5層のみ周囲の眺望を撮影することができました。
東山温泉へ
この日の宿泊は東山温泉・庄助の宿 滝の湯さんです。
東山温泉・庄助の宿 滝の湯はこちら:https://shousuke.com
会津若松駅に戻り荷物をピックアップ、タクシーで13分ほどで着きました。
夕食は開花亭という食事専用の空間で18時半から、
大浴場は24時半まで、朝は5時半から、
それとは別に貸切露天風呂を予約制で45分間使えます。
朝食は朝7時にしてもらいました。
貸切露天風呂は、私が17時過ぎにチェックインした時は予約がかなり埋まっていて、取れたのが23時から45分間。
食事の後、頑張ったのですがいつの間にか寝落ちしてしまい、行くことができませんでした笑
お部屋はこんな感じです。
川沿いの客室、眼下には小さな滝が見える綺麗な部屋でした。
こちらが夕食のメニュー。
どれも美味しくいただきました。
こちらは会津の郷土料理「こづゆ」です。
淡白な薄味なのですが、貝柱でとった出汁がよく効いていてとても美味しかったです。
たけのこ、椎茸、銀杏、里芋、にんじんなどが入っていて、新潟ののっぺに似てると思いました。
お土産にも買って来ました。
今思うと、このこづゆを食べるのに使うという会津塗りのお椀、その名もこづゆ椀を買ってくれば良かったなぁ。
後でゆっくり見ようと思って、結局時間が無くなって会津塗のお店に行けませんでした。
次回のお楽しみにします。
翌朝、川の様子を見に行きました。
こちらが朝食です。
私はいただきませんでしたが、これ以外にお餅のサービスもありました。
どれも美味しくて完食!ごちそうさまでした。
2日目は猪苗代からダリの美術館・諸橋近代美術館へ
2日目はどこに行こうか考えていた時に、どこか県立美術館がないか検索してみました。
福島県立美術館は福島市にあり、会津若松から電車だと2時間はかかってしまいそうです。
そこで見つけたのが諸橋近代美術館です。
ダリの作品を多くコレクションしている美術館で、こんな機会でもなければ行くことができないと思いました。
会津若松からは電車で猪苗代に出て(30分)、猪苗代駅前からはバスが出ているようです(25分)。
行ってみることにしました。
旅館の車で、近くのバス停・会津武家屋敷まで送ってもらい、バスの時間まで中を見学しました。
こちらがなかなか大きなお屋敷で、バスの時間を気にしながらの速攻見学ではありましたが楽しめました。
大きなお土産売り場もあり充実しています。
会津武家屋敷はこちら:https://www.aizukanko.com/spot/46
結局待っていたバスは土日祝運行休止のダイヤのものだったことがわかり、待機していたタクシーで駅に向かいました。
猪苗代〜諸橋近代美術館へ
会津若松から猪苗代駅までは磐越西線で30分です。
磐梯山を見ながら進みます。
こちらが猪苗代の駅。
ここからバスで美術館に向かいます。
私を含め4人の乗客を乗せて出発しました。
バスの中で発見した五色沼自然探勝路約4kmの地図。
これ、楽しそうですね。
アップダウンがあるのかわかりませんが、4キロなら気軽に行けそう。
今調べたら「比較的平坦な道のり」とありました。行ってみたい!
五色沼自然探勝路はこちら:https://www.urabandai-inf.com/?page_id=141
バスに乗ること25分で諸橋近代美術館前に着きました。
降りたのは私だけでした。
まずは帰りのバスの時間を確認。
入り口はこんな感じです。
今の企画展はこちらです。
中に入ると磐梯山がとても綺麗。
建物もそれこそダリの絵に出て来そうな不思議な感じ。
壁の蔦も紅葉していてとても綺麗でした。
館内は撮影できないのですが、こちらは併設のカフェのダリのクリームソーダ。
こちらは娘のお土産に買ったクッキーとコーヒーのセット。
私も欲しくなって2つ買っちゃいました。
こちらは企画展に入る前にお題が出されて、それに正解するともらえる缶バッヂです。
最高のお天気に恵まれて、綺麗な磐梯山もみることができ、とてもいい時間を過ごすことができました。
14時51分のバスに乗り、猪苗代に戻り、会津若松を16時38分発の普通の磐越西線に乗り新潟に戻りました。
自宅に戻ったのはちょうど20時ごろでした。
まとめ
行きはSLばんえつ物語のSL旅、帰りは磐越西線普通車の1泊2泊の弾丸旅。
初めは温泉でゆっくりできれば、とSLと温泉がメインのはずでしたが、
七日町通り、鶴ヶ城、その近くの老舗のお菓子屋さん、会津武家屋敷、どれも楽しむことができました。
初めて歩く会津若松の街では仙台に似た壮大な印象を受けました。
それぞれが離れているので周遊バスを使いこなすことが重要だと思います。
私は買い損なったのですが、乗り放題のフリーパスも売っているようです。
そして諸橋近代美術館は展示もさることながら、その立地が素晴らしかったです。
猪苗代で乗り換えたバスがどんどん山中に向かっていくので、もの凄く遠くに旅行した感じが残っています。
そこで見た美しい美術館と景色はきっと忘れることはないでしょう。
バスでもっと先まで行って、五色沼自然探勝路にも行ってみたい。
喜多方ラーメンも今度は食べなければ。
買いそびれた会津塗のこづゆ椀も見に、またきっと行きます、会津若松。
日本全県制覇2周目 37県目は福島の旅でした。
次回38県目は鳥取、岐阜、愛媛、三重、和歌山、広島のどこか、未定です!