日本全県制覇2周目 36県目は高知の旅(2020年12月)
弾丸高知の旅は“密”を避けての“疎”の旅。室戸岬を目指す!
11月末の週末、弾丸で高知に行くことにしました。
こんなコロナ禍の時期なのでテーマは“疎”。
密を避けて人のいなそうな場所への旅です。
高知は過去数回行ったことがありますが、2周目では初めてです。
過去には高知市の桂浜をはじめ、
娘が小学校の時に四万十川をカヌーで下ったり、
足摺岬にも行っています。
父が日本全国の海岸線(北海道を除く)で車で走ったことがないのは四国の西側だけだ、というのを聞き、
両親が神戸に遊びに来た時に私が運転してそれを達成しました。
行ったことのあるのは西半分ということになります。
高知の東半分で“疎”な場所、室戸岬を目的地とすることにしました。
取れた飛行機の都合でちょっとタイトですが大体のスケジュールはこんな感じです。
11月27日(金) 午後16時の便で高知へ 空港でレンタカー 高知市内泊
11月28日(土) 室戸岬へ 室戸岬泊
11月29日(日) 高知市に戻り 午後13時半の便で羽田へ
11月27日(金) 高知に17時半に到着。
高知空港近くのタイムズカーでレンタカーします。
今回は27日の18時から29日の正午返しで11,350円でした。
タイムズカー高知龍馬空港はこちら:https://rental.timescar.jp/kochi/shop/3902/
ホテルは高知市内のホテルエリアワンというビジネスホテルに1泊します。
ホテルエリアワン高知はこちら:https://www.hotel-areaone.com/kochi/
室戸岬で見る夕日を目指してGO!
高知市内から室戸岬までは海岸線を走って車で85キロあります。
この日、11月28日の日没は16時56分。
室戸岬から見る夕日にはどうしても間に合いたいので、16時までには室戸に着くように、途中、寄り道しながら室戸岬に向かうことにしました。
龍河洞へ
龍河洞は、約1億7500万年かけて作られた日本を代表する鍾乳洞です。
ここも国内旅行業務取扱管理者の地理の勉強をしていた時に知りました。
同じく勉強中に飫肥(おび)が読めなくて宮崎に行った話はこちら:日本全国制覇2周目 33県目は宮崎の旅(2020年10月)
ちなみに日本3大鍾乳洞はこの龍河洞と、山口の秋芳洞、そして岩手の龍泉洞ですが、龍河洞と竜泉洞って混同しますよね。
開園の朝8時半と同時に入りました。
誰もいなくて“疎”そのものでしたが、鍾乳洞の中で一人きりというのもちょっと怖かったです。
中はライトアップされています。
ちょっとボケボケ写真ですが、大きな空間を使ってプロジェクションマッピングも上映されていました。
龍河洞はこちら:https://ryugadou.or.jp
アンパンマンミュージアム
龍河洞から北に10キロほど入ったところにアンパンマンミュージアムがあるというので行ってみました。
高知市内から龍河洞、アンパンマンミュージアムの位置関係はこんな感じです。神社のあるところがアンパンマンミュージアムです。
もう子供も大きいし、あんなにお世話になったアンパンマンも最近はご縁がないのですが、こんなところにまた来るチャンスはないかも、と思い寄ってみることにしました。
正式名称は「香美市(かみし)立やなせたかし記念館アンパンマンミュージアム」。
アンパンマンの生みの親・やなせたかしさんの生まれ故郷がここ高知の香美市なんだそう。
香美市も読みにくい地名です。かみしです。
またまた写真が大量に消えていて内部の様子をお見せできないのが申し訳ないですが、子供が喜びそうな仕掛けがいっぱいのミュージアムでした。
香美市(かみし)立やなせたかし記念館アンパンマンミュージアムはこちら:https://anpanman-museum.net
必見の大川上美良布神社!
そして偶然見つけたのですが、このミュージアムのお隣にあった神社がこの旅トップの発見と言ってもいいくらいの神社です。
大川上美良布(おおかわかみびらふ)神社。
名前からして歴史がありそう!と思ったのが寄ってみたきっかけでした。
実際行ってみると厳かな雰囲気で、延喜式内社でした。
延喜式内社とは、醍醐天皇の時代927年にまとめられた延喜式という根本法典の中に記載されている神社ということ。
つまり927年には存在していた1000年以上の歴史のある神社ということになります。
そしてこちらで面白いものを見つけました。
やなせさんの描いた干支の絵です。
そしてこれがお守りになって売られていました。
こちらです。
とっても可愛いですね!
大川上美良布神社はこちら:https://www.city.kami.lg.jp/map/kawakamisama.html
北川村「モネの庭」マルモッタンへ
大川上美良布神社からまた海岸線へ戻り、しばらく行くと「モネの庭」という庭園施設がありました。
お庭の様子はぜひこちらをご覧ください:https://www.kjmonet.jp
私が行った時は季節的にお花は咲いてなかったのですが、春とか行ったら綺麗でしょうね。
レストランもあり、お土産も色々売っていました。
こちらもその一つ、お花の和三盆。
中岡慎太郎館へ寄り道
モネの庭を出ると中岡慎太郎館の看板があったので行ってみることにしました。
車で15分ほど入ったところです。
中岡慎太郎はここ高知安芸郡北川村出身で、土佐陸援隊隊長だった人です。
開園隊長の坂本龍馬とともに活躍した明治維新勤皇の志士。
慶応3(1867)年、京都河原町の近江屋で龍馬とともに刺客に襲われ亡くなりました。
この銅像は平成11(1999)年の中岡慎太郎生誕160年記念で、全国から寄せられた募金で建てられたのだそうです。
ちょっと逆光ですが。
この日めくりカレンダーの写真にも使われています。
中岡慎太郎館、コンパクトな割に内容が充実していて、グッズも沢山販売されているのですが、
このカレンダーも確かここで買ったと記憶しています。
一日一訓の万年暦・幕末維新カレンダーです。
さて、そうこうするうちに14時半を過ぎてしまったので先に進みます。
道の駅キラメッセ室戸の塩ジェラートが美味しい!
海岸線へ出て、走ること約30分。
途中、道の駅があったのでちょっと休憩しました。
こちら室戸海洋深層水の塩を使った塩ジェラート。
とっても美味しかったです!
道の駅キラメッセ室戸はこちら:https://www.kiramesse-muroto.jp
室戸岬へ
道の駅からさに走ること20分、室戸岬に到着しました。
ここにも大きな中岡慎太郎像があるのですが、その裏手から階段で上に登ることができます。
そして登ったのがこちら。恋人の聖地になっています。
そして下から見るとこんな感じ。遠く太平洋を見つめています。
あの銅像が中岡慎太郎像です。こちらの銅像は昭和10年に建てられたそう。
日没の時間が近づいてきたので、室戸スカイライン山頂展望台に行ってみることにしました。
そこからの眺めがこちら。16時46分、日没10分前。
こちらは16時56分。日没時。
あの水平線の雲がなければ「だるま夕日」が見られたかもしれません。
室戸岬は太平洋に突き出ているので、東側に「だるま朝日」が、西に「だるま夕日」が見られる貴重な場所なんです。
翌朝に期待!明日の日の出は6時47分です。
そしてこちらが29日の朝6時46分。残念!いいお天気ですが、水平線の雲に邪魔されてしまいました。
でも清々しい綺麗な風景!
さて、最終日。高知市目指してGO!
今日はフライトが12時と早いので、とりあえず高知市内に戻って、それから余裕があればどこかに寄ってみようと思います。
室戸岬を出発して30分ほどで「吉良川の街並み」という看板があったので少しだけ散策してみました。
明治に建てられた商家や蔵が立ち並ぶ、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている街並みです。
高知市までの途中、野良時計という看板を見つけて寄ってみました。
写真が消えてしまってないのですが、家ごとに時計のなかった明治の中頃、土地の旧毛の地主さんが自ら時計を組み立てて作ったという時計台なんだそうです。
歯車から分銅まで全て手作りで仕上げたとか。
高知県立美術館へ
さて高知市に戻りました。
レンタカーを返すことなどを考えると行動できるのはあと1時間程度。
美術館に行くか、お城に行くか迷って、美術館を選びました。
こちらが高知県立美術館です。
一見とても質素に見えるこの外壁は、土佐独自の土佐漆喰の技法を用いていて、全体が水に囲まれていて水に浮いているような作りになっています。
ちょうど隈研吾の企画展が開催されていました。
アオーレ長岡も隈研吾だったのですね。
高知県立美術館、時間がある時にまたゆっくり訪ねたいと思いました。
そして今回行けずに後悔の土佐城も!
もっと遅いフライトにすればよかったです。
まとめ
2泊3日の割には滞在時間が少なくてちょっと後悔も残る旅でした。
行くからにはフルで、の教訓を得ました。
とはいえ、弾丸行き当たりばったりの旅らしい出会いもありました。
その一つは大川上美良布神社とやなせたかしさんの干支の絵と、そのお守り。
そして天候ばっかりはコントロールできないので運を天に任せるしかありませんが、室戸岬で綺麗な夕日が見れたこと。
モネの庭も野良時計も写真が消えてしまって残念ですが、その名前を聞くと思い出す風景がたくさんあります。
この旅でしか出会えなかった景色にたくさん出会えた最高の旅でした!
日本全県制覇2周目36県目は高知の旅でした。
次回は37県目、福島の旅の予定です。