伊勢に到着!初日は外宮・豊受大神宮へ
2泊3日の伊勢の旅 観光できるのは実質1日半
新潟⇄伊丹のバーゲンチケットありきのこの旅行。
おそらく今年最後になる旅の目的地は
無事に還暦を迎え、その1年を幸せに過ごせたことへのお礼に
伊勢に行くことに決めました。
とはいえ、チケットを取ったまま
ホテルも出発の1週間くらい前に
駅に近い、お手頃価格のビジネスホテルを押さえただけ。
漠然と伊勢神宮に行く、ぐらいにしか考えていませんでした。
ちょっと具体的にイメージしたのは出発の前の週に
新潟に来てからお世話になっている美容院に行ってから。
伊勢に行く話をしたら、
伊勢志摩のガイドブックを見せてくださったのです。
私は伊勢に行くのは多分3歳くらいだった子供の頃以来。
なので全く知識がないのと同じです。
でもこのガイドブックを見せていただいたおかげで
なんとなく2泊3日のこの旅の組み立て方がわかってきました。
ガイドブックを見せてくださったIさんに感謝です。
2泊3日と言っても
初日は現地にはおそらく2時過ぎ。
中日は丸々観光に使えますが、
最終日は移動を考えると9時過ぎには伊勢を出ないとなりません。
実質1.5日の観光です。
ホテルに15時着!まずは外宮にお参りに
新潟空港でのカラスによる離陸障害があったため
出発も到着も遅れました。
カラスが滑走路に侵入して、
まさに離陸寸前の機体が急ブレーキをかけて止まったのです。
幸い事故にはなりませんでしたが、
熱くなったブレーキを冷ますのに15分、
その分出発も到着も遅れたのです。
そこまでに話はこちら:38県目は三重 還暦のお礼で伊勢参りに決定!
伊勢市のホテルに着いたのはちょうど15時でした。
伊勢市駅はJRと近鉄が乗り入れていて、
外宮参拝に行くにはJR側の改札を出ると便利です。
私は一度ホテルに荷物を置こうと思ったので、
近鉄側の改札から出てみました。
こちらがホテルです
伊勢シティホテルはこちら:https://www.greens.co.jp/isech/
伊勢市駅から外宮・豊受大神宮へ
ホテルで荷物を預けたのち、
伊勢市駅のJR側から外宮・豊受大神宮に行ってみることに。
伊勢神宮と一言に言っても
天照大神を祀る内宮と、豊受大御神を祀る外宮、
そして14の別宮、109の摂社、末社、所管社、
合わせて125の社の総称で、
参拝はまず外宮から、そして内宮の順でお参りするとされているそうです。
この日はまず外宮の豊受大神宮に行ってみることにしました。
外宮・豊受大神宮は伊勢市駅からまっすぐ徒歩5分ほど。
高倉山を背に豊受大御神を祀っている神宮です。
豊受大御神は天照大神の食べ物の神様。
ひいては衣食住、産業の神様として
崇拝されている神様です。
こちらが伊勢市駅のJR側です。
駅に向かって右側には荷物を預かってくれる
手荷物預かり所があります。
駅構内にはロッカーや
お土産売り場がありますが、
これだけの観光地としてはこじんまりとした印象です。
駅からまっすぐ進んでいくと
外宮があります。
ちなみに外宮から内宮までは約4キロ。
歩けない距離ではありませんが、
ここ伊勢市駅前からバスも出ています。
駅前の鳥居をくぐってまっすぐ進みます。
参道にはさまざまなお店が並んでいました。
こちらは伊勢参りの定番、赤福のお店。
外宮前の大きな通りの手前にあります。
その通りを渡ると外宮に入ります。
表参道日除橋(ひよけばし)を渡る手前に
豊受大神宮の説明がありました。
1500年前から毎朝夕の2回、
天照大神に食事を奉るお祭りが執り行われているそうです。
日本という国の奥深さを感じます。
こちらが案内図です。
現在地からまずは正宮を目指し、
その後別宮である土宮、多賀宮、風宮をお参りしたいと思います。
別宮とは、正宮に次いで尊崇されるお宮のことで、
第一に位するのが多賀宮です。
正宮の神聖なパワーに涙が
手水舎でお清めをしてから
鳥居をくぐって進みます。
右手に神楽殿が見えてきます。
ご祈祷の御神楽や御饌(みけ)を行う御殿で、
お札やお守りの授与もしています。
その先をまっすぐ進むと右手に正宮が現れます。
この鳥居の先は写真撮影は許されません。
正宮の社殿は内宮とほぼ同じ様式だそうですが、
内宮の鰹木は10本なのに対し、こちらは9本。
千木は内宮が水平に切られているのに対し、
こちらは垂直に切られています。
1500年もの間脈々と崇拝されてきた
神聖な場所の中に身を置いて
そのパワーに涙が溢れてくる経験をさせてもらいました。
こちらは古殿地と言って
次の式年遷宮で正宮の建てられる場所です。
風宮
正宮の参拝ののち、亀石を渡って
別宮の風宮、土宮、多賀宮をお参りしました。
風宮は風の神をお祀りしていて、
鎌倉時代の元寇のとき、
神風を吹かせて日本をお守りになった神として知られています。
土宮
土宮は大土乃御祖神(おおつちのみおやのかみ)を祀っていて
古くからこの地の鎮守と神として祀られ、
外宮が創建された後は
この宮域の地主の神として祀られています。
多賀宮
100段近い石段を昇ると祀られているのが多賀宮。
豊受大御神の荒御魂をお祀りしているお宮です。
神様の魂の穏やかな働きを和御魂(にぎみたま)と言うのに対し、
積極的、進取的、活動的な働きを荒御魂(あらみたま)というそうです。
九丈殿
五丈殿は雨天の際に祭事が行われる場所だそうです。
北御門鳥居
御厩
皇室から献上された神馬がいる場所で、
毎月1日、11日、21日の8時ごろに正宮にお参りするそうです。
御朱印
ぐるっとお参りしたのち、
御朱印をいただきに行きました。
この旅で日本最上位の神様の御朱印をいただくので
御朱印帳も伊勢神宮のものにしました。
上品な紫の表紙に
中には伊勢神宮の説明が書かれているありがたい御朱印帳です。
内宮にも行かれるならこちらを開けておきますね、
と1ページ開けて左側に押してくださいました。
夜はホテルのステーキ屋さんへ
この日の夜も
いつものように街の居酒屋に繰り出そうかと思っていたのですが、
ホテルの1階にあるステーキ屋さんの
赤身肉ステーキの写真がとても美味しそうだったので
行っていることにしました。
松坂牛の赤身肉とグリーンサラダ、
ビールと赤ワインをいただきました。
もう一切れ食べたいくらい美味しかったです。
まとめ
伊勢弾丸旅初日。
ホテルに着いたのが午後3時。
この時間から歩き始めて、
外宮の参拝が全部できるとは思っていませんでした。
外宮・豊受大御神の正宮はまさに神のおられる神聖な場所。
その神聖さに触れると自然と涙が溢れるという
貴重な経験をさせていただきました。
無事に還暦を迎えたこと、
そしてその1年をとても幸せに過ごさせてもらったことに
感謝してお礼を伝えてきました。
明日は朝から内宮に行こうと思っています。